2021年11月26日 / 最終更新日時 : 2021年11月26日 hkasumi335@gmail.com 税務 元国税審判官による所得税法のColumn(No.12)-「非課税所得」とは?④ 「所得税法は難しい」。前回(11月18日記事)に続き、年金払いの生命保険金の取扱いについて争われた年金二重払い事件の最高裁判決の与えた影響について検討します。今回は、最高裁判決によって、保険会社が支払う年金等に係る源泉税 […]
2021年11月18日 / 最終更新日時 : 2021年11月18日 hkasumi335@gmail.com 税務 元国税審判官による所得税法のColumn(No.11)-「非課税所得」とは?③ 「所得税法は難しい」。前回(10月22日記事)に続き、年金払いの生命保険金の取扱いについて争われた年金二重払い事件の裁判例について、審級に従い、各裁判所の判断の相違点を比較いたします。特に最高裁判決は、ファイナンスの理論 […]
2021年11月15日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 hkasumi335@gmail.com 税務 KaikeiZine 公表裁決から学ぶ税務判断のポイント(第34回)香港の永住権を有する者が、所得税法上我が国の居住者とされた事例【所得税/請求棄却】に投稿しました。 香港の永住権を有し、過去の税務調査において我が国の非居住者であると認定された個人が、その後の客観的諸事情、すなわち①滞在日数、②生活場所及び同所での生活状況、③職業並びに業務の内容及び従事状況、④生計を一にする配偶者その […]
2021年11月5日 / 最終更新日時 : 2021年11月5日 hkasumi335@gmail.com 税務 Profession Journal <判例・裁決例から見た>国際税務Q&A【第12回】「国内にPEがない場合に外国子会社合算税制により条約相手国で生じた所得に課税することは、二国間の租税条約に抵触するか否か」を投稿しました。 外国子会社合算税制2回目となります。今回は、外国子会社合算税制と2国間の租税条約が相互に干渉し合う関係にあるのか、いわゆる法的二重課税と経済的二重課税の相違について、グラクソ事件判決を見ながら検討いたします。詳しくはこち […]
2021年11月1日 / 最終更新日時 : 2021年11月1日 hkasumi335@gmail.com 税務 KaikeiZine 公表裁決から学ぶ税務判断のポイント(第33回)請求人の事業所得の金額を推計するに当たり、原処分庁が採用した類似同業者の抽出基準及び抽出方法に一応の合理性があるとされた事例【所得税/一部取消し】に投稿しました。 請求人は、請求人の事業は自動車整備業のみで、自動車販売は附帯的に行っているだけであるから、原処分庁が、自動車整備業及び自動車販売業を営む者を類似同業者の抽出基準としていることには合理性がない旨主張しました。しかしながら、 […]
2021年10月29日 / 最終更新日時 : 2021年10月29日 hkasumi335@gmail.com 税務 Profession Journal 「《速報解説》 国税庁、最高裁判決を踏まえた混合配当の取扱いについて公表~混合配当の際に算出される直前払戻等対応資本金額等につき減少資本剰余金額を上限に~」を投稿しました。 国税庁は、2021年10月25日、同HP『お知らせ』において、「最高裁判所令和3年3月11日判決を踏まえた利益剰余金と資本剰余金の双方を原資として行われた剰余金の配当の取扱いについて」を公表しました。詳しくはこちら< […]
2021年10月22日 / 最終更新日時 : 2021年10月22日 hkasumi335@gmail.com 税務 元国税審判官による所得税法のColumn(No.10)-「非課税所得」とは?② 「所得税法は難しい」。本稿では、前回から、非課税所得について検討しています。その中で、課税・非課税の線引きが難しいもの、また、他税目との境界線の把握が困難なものとして、年金払いの生命保険金の取扱いについて争われた年金二重 […]
2021年10月18日 / 最終更新日時 : 2021年10月18日 hkasumi335@gmail.com 税務 KaikeiZine 公表裁決から学ぶ税務判断のポイント(第32回)同族会社の元代表者が、原処分庁のいうみなし役員には該当しないとされた事例【法人税/全部取消し】に投稿しました。 同族会社の元代表者が実質的に退職していなかったと主張する原処分庁の主張の根拠は、いずれもその裏付けとなる退職当時の客観的な証拠がなく、①各関係者の各申述においても、本件元代表者の請求人への具体的な関与状況が明らかではない […]
2021年10月18日 / 最終更新日時 : 2021年10月18日 hkasumi335@gmail.com 税務 元国税審判官による所得税法のColumn(No.9)-「非課税所得」とは?① 「所得税法は難しい」。わが国の所得税法は、包括的所得概念を採用しながらも、①社会政策的な要請、②担税力の有無、➂実費の補填、④少額不追求[1]、⑤二重課税の排除等、様々な観点から、所得であっても課税しない非課税所得を規定 […]
2021年10月8日 / 最終更新日時 : 2021年10月8日 hkasumi335@gmail.com 税務 Profession Journal <判例・裁決例から見た>国際税務Q&A【第11回】「外国関係会社で損失が生じた場合に、その損失を内国法人の所得から控除することは認められるか否か」を投稿しました。 今回からいよいよ外国子会社合算税制に係る裁判・裁決例を取り上げます。従前この分野は「タックス・ヘイブン対策税制」と呼ばれておりましたが、平成29年度税制改正において、外国子会社を通じた租税回避の抑制を目的とする「外国子会 […]